
カテゴリ:防音工事のヒント
2009年06月10日
午前中、7月1日から工事に入るお客様の工事申請書を作成し提出してきました。
play toneの防音工事は約半分がマンション内の工事です。
一戸建てのお宅と違い、マンションの工事は管理組合の許可が必要になります。
このへんの流れについて少しお話します。
まず工事前に「工事申請書」を管理組合へ提出して工事許可を受けなくてはいけません。
マンションの規約によって違いますが、工事開始の1ヶ月前までに提出、という所が多いようです。
なので、お客様が希望する工事開始日の1か月前にはある程度の工事内容を決めて
工事契約を交わす必要があります。
申請の流れは
1.管理組合、管理会社または管理人に管理組合所定の「工事申請書」をもらう。
2.「工事申請書」の必要欄に記入・捺印。工事内容や工事期間などはplay toneにて記入いたしま す。
3.添付書類。通常は図面、工程表、仕様書の添付が求められますのでplay toneが作成いたします。
4.管理組合理事長、管理会社または管理人に提出します。
5.工事許可。
6.マンションによっては掲示板などへ「工事のお知らせ」を貼りだします。play toneが作成します。
通常はこのような「工事申請」~「工事許可」のあと工事開始となりますので
一度、マンション管理規約に目を通すことをお勧めいたします。
また、新築引き渡し直後に工事を行う場合は管理組合がまだできていないケースが多いので
事前にマンション販売担当者にその旨の相談をするといいと思います。
このようにplay toneでは工事申請に関する管理会社や販売会社との打合せや申請書作成、提出を
スムーズに行いますのでご遠慮なくご相談ください。
2009年06月01日
「防音工事をする時、今のクローゼットはどうなりますか?」
よく聞かれる質問です。
ご自宅にピアノ室などを作る場合、余程部屋数に余裕がある場合を除いて防音室の中にも収納が欲しいものです。
今回は2つの方法をビフォーアフター画像でご紹介します。
1つ目は既存のクローゼットを解体して防音室の中に新たにクローゼットを作る方法です。
≪before≫
工事前のお部屋です。左の斜めの扉の中がウォークインクローゼットになっています。
このクローゼットを含めて部屋全体を解体します。
そして床、壁、天井の浮遮音層を作った後、クローゼットを作ります。
≪after≫
「斜めで使いづらかったクローゼットは匠の手により見事譜面用の本棚と衣類のクローゼットへ生まれ変わったのです。」・・・
冗談はこれくらいにして
このお部屋の場合は入口扉の場所も変更して部屋幅いっぱいの本棚・クローゼットを作りました。内部の設計は奥様に手書きのメモを描いていただいたものです。
2つ目は既存の収納をそのまま残す方法です。
≪before≫
今度はなんと和室の押し入れです。
まず畳を上げて、床を補強して床、壁、天井の浮遮音層を作ります。
この時、新しい遮音壁の押し入れ部分は大きな開口部として2重防音サッシを入れます。
≪after≫
ふすまははずしてサッシの内外にカーテンをつけました。サッシの中に上の写真と同じ柱が見えると思います。内部のカーテンを開ければ元の押し入れが出てきます。
2つの方法を比べてみると
1.は、遮音性能が高い。内部を自由に変更できる。違和感が無い。などのメリットがあり多くはこちらのタイプで施工しています。また、扉の有無やデザインによって音の反射も考慮することができます。
2.は収納部分のスペースが施工前と変わらないので広く使えるメリットがありますが、サッシが壁の代わりになるため遮音性能が下がることとガラスサッシによる反射音の問題、コスト高という心配もあります。
このようにplay toneの防音工事は防音性能だけではなく、お客様が使いやすいお部屋になるように様々なご相談ができます。どんどんご要望をお伝えいただいて、気持ち良く過ごせるお部屋を一緒に作っていきましょう。
時刻 13:20 | 記事URL
2009年04月14日
「防音室の天井高は低くなりますか?」
こんなご質問もよくいただきます。
「狭い、低い」練習室で圧迫感を感じながら練習した経験があるからだと思います。
防音床は遮音とともに防振もおこなわなくてはなりません。
play toneの作る床は「防振浮床」と言って約12cmの高さがあります。
下の写真はちょうど、今工事中のお部屋です。

手前の部分が既存の床を解体してコンクリートの躯体を出した所で奥の部分は廊下になります。
この間の高低差が約12cnありますので、このお部屋の場合は防音室の床の高さは
今までと変わらないまま仕上げることができます。
マンションではこのような2重床、2重天井が多いので工事前と変わらぬ天井高がとれることが多くあります。
ヤマハさんのアビテックスなどユニットタイプの場合は2.15m位が標準の天井高なのでplay toneの防音室の方がはるかにゆとりを感じることができます。
一戸建ての場合やご自宅の床構造がご不明の場合など、迅速に現場調査(基本的には関東エリアでお願いします)に伺いますのでぜひお問合わせフォームからご相談ください。よろしくお願いいたします。
2009年02月05日
先月より工事中だったピアノ室が完成し、無事に引き渡しを完了いたしました。
(K様、色々とお気づかいを頂きまして本当にありがとうございました。)
今回のお客様は田園都市線沿線の小高い丘の上に建つ洒落たマンション内の1室でした。
お客様のご希望を伺い細かくご相談させていただき、お得な「マンションパック・ベーシック」プランで内装のコストを抑えながら防音面では2重防音ドアと2重防音サッシをオプションでプラスしてご予算内におさめることができました。
当初、選択枝を少なくしてコストダウンを考えていた「マンションパック・ベーシック」プランですが、お客様と打ち合わせをしている内にセミオーダー状態になることが多くなってきました。これはこれでお客様のご希望、ご予算がかなえられればOKだと思っております。
これから防音工事をお考えの皆さん!ご希望、ご予算をどんどんご相談ください!
ご満足いただけるプランを一緒に考えていきましょう。
ピアノが入ったらちゃんと撮影させていただき「実績例」ページでもご紹介させていただきたいと思います。
2009年01月19日
「防音工事をするとどれ位部屋が狭くなりますか?」
よく聞かれる質問です。
play toneの防音工事はお部屋全体を防音するので
ユニット式の防音室を設置するよりもはるかに効率的に
お部屋を使うことができます。
また、梁によってデッドスペースが発生することもありません。
そうは言っても新たに遮音壁を作りますので、もとのお部屋よりも狭くなることは確かです。

ではどれ位狭くなるのでしょうか。
左は遮音壁の工事中の写真ですが、黄色い吸音材の奥に元の壁があります。
「元の壁」~「黄色い吸音材の空気層」~「遮音壁」となり、その厚さは約14cmです。
お部屋の壁が4面とも約14cm内側に出てくるというわけです。
例えば、4m×2.5mのお部屋の場合、面積は10㎡で約6畳です。14cmづつ狭くなったとすると全体で約1.74㎡狭くなりますから約1畳強狭くなるということです。
このように6畳間であれば約1畳位狭くはなりますが、ユニット式のように無駄なスペースができることはありません。また、クローゼットや本棚などの造作もできますのでお部屋を有効に使うことができます。
畳の面積について少し話しますと、先ほどは1.65㎡を1畳と考えましたが、今販売中のマンションの室内平面図などでは1畳が1.4㎡~1.55㎡前後で計算されているようです。いわゆる「団地間」と言われる畳は85cm×170cmで1.445㎡です。建売住宅やマンション購入の検討時は販売会社によって1畳の面積が違いますので注意が必要です。
今回は防音室の面積について書いてみましたが、これからも防音工事のヒントとなるようなことを考えていきますので宜しくお願いします。